中国の教育現場を肌で体験してきました!
ひょんなことから、最近、日本語教師の依頼を受け、空いた時間に現地の日本語学校で教卓に立つことになり日本語を教えている赤石先生。
その噂を聞きつけてか、同じ山東省内の地方都市の高校に「本物の日本人」としてゲスト講演会をすることになり、はるばる200キロ先の聊城市というとこまで行きました。(因みに最寄りのUNIQLO、スタバまで片道86キロあり、ローカルコンビニなど無く、◯◯商店みたいな店しかないような場所。)
日本ではよくある外国人の先生みたいな感じかと思ったら、芸能人、人気政治家みたいな熱烈歓迎で、生徒168人は大歓声と拍手の嵐。何か僕が話すたびに大歓声。講演会の内容は生徒の質問に答えるだけという簡単な内容でしたが、「アニメの台詞を話してください」「赤石先生がよく見る日本のAPPは何ですか?」というのがあり、普段アニメを見ない僕は困惑。ワンピース、NARUTOも見たことない中で、絞り出した台詞が「ゴムゴムー!!」「二刀流!!」→生徒「ギャー!!本物だぁー!!日本人だぁー!!」と歓喜。「ザクとは違うんだよ ザクとは」「悲しいけどこれも戦争さ」→生徒「???」という...。
1番やらかしたAPPの質問で、黒板に埋め込み式の巨大タッチパネル式のパソコンでYahoo!Japanを開きYahoo!ニュースを開いたら、中国的にはよろしくない内容のニュースがTOPに表示されて完全に事故る。慌ててスポーツニュースに変えました。生徒達には気づかれて無かった模様で良かった。
そんなこんなで2校周り、最後の高校はガチ勢(中国的に色々と)の高校。しかしここでも熱烈歓迎を受け、両校とも講演会後は揉みくちゃにされながらサイン会、握手会になり、教師が慌てて強制終了するという。
みんな日本が好きで、将来は日本に行ってみたいという生徒達でした。その中で1番困った質問が女子生徒からで「赤石先生は、太宰治と芥川龍之介の文学はどちらが好きですか?」と。
(読んだことねぇ....)と自分。この生徒には申し訳ないがあやふやに答えました笑。
よく日本でも報道された反日教育などはそこには無かったです。
日本の文化、風習など、中国との違いを教育の現場で教えてました。メディアには報道されない中国を身をもって体験した場でした。