富山のシステム開発・Web制作会社

DXやメタバースなどバズワードについて思うこと

今回は、最近よく聞くDX(デジタルトランスフォーメーション)、メタバース、web3.0について書かせていただきました。
と言うのも、最近バズワードに振り回せれている人があまりにも多いなと。
質問や問い合わせも本当に多くて、「メタバースを使って何かできないですか」だったり、
「web3.0は来ますかね?」だったり、聞かれない日がないぐらいに聞かれていて、
自分でもまとめたいと思い記事にしました。

そもそもバズワードとは

そもそもバズワードって何か知っていますか?

「多くの人に浸透した言葉」「今、はやっているもの」と思っている人は残念ながら間違いです。
ただ多くの人がこのように理解していることも事実です。

では、バズワードとは何か

新しい概念を表しているものです。
ただ、その言葉に対して、明確な定義がなく、その言葉を聞いて皆の思い描いている内容はバラバラです。このことから、バズワードを広告などに都合よく使われます。
どうですか、バズワードについて少しは理解できましたでしょうか。
そもそもバズワードなんてものはないんです、一部のコンサル会社や政府の関係者が都合よく使っているに過ぎないのですです。

都内のタクシー広告で多いのが「このツールを導入して社内をDX化だ」などという広告をよく目にしますが、コレは、ただの社内システムです。
導入してもDX化にはならないのですが、見ている人の大半は、効率化でデジタル化で、DXだ!と認識しています。
バズワードに踊らさてている典型です。DXが何なのか、ちゃんと理解していない証拠です。
DXの前は、クラウドやIOT、AIなど多く耳にしたのではないでしょうか。このときもクラウドとは何なのか理解していたかたは少なかったと思います。
要するに世の中のバズワードとは、そのキーワードを使うことで、都合がいい人たちが世の中に普及させた、セールスフレーズなのです。

バズワードは、あまりにも曖昧な意味であるため「バズワード自体がバズワードである」という言葉があるぐらいです。

XDについて思うこと

DXの現状

経済産業省が2018年が公表した「DXレポート」で「老朽化・複雑化・ブラックボックス化した既存システムがDXを本格的に推進する際の障壁となることに対して警鐘を鳴らすとともに、2025年の完了を目指して計画的にDXを進めるよう促す」しかし、2020年末に公開した「DXレポート2」)では、DX推進状況についてIPAがDX推進指標の自己診断状況を収集し、「実に全体の9.5割以上の企業がDXにまったく取り組めていない(DX未着手企業)レベルか、散発的な実施に留まっている(DX途上企業)状況であることが明らかに」との分析結果を示しました。

要は、これだけ、政府が後押しして、企業もデジタル化だと取り組んだにも関わらず、5%ぐらいの企業しかまともにDXに取り組めておらず、殆どの企業はDXが進んでいないのです。

それでも、世の中では、DX化を進めましょうという広告や話を聞きます。
でも5%しか取り組めていない、ということは、世の中で言われているDXは本当のDXではないのです。

DXを理解していますか

DXのDはデジタル化を進めることですが、Xのトランスフォーメーションは何を進めることなのでしょうか。経済産業省が公表した定義では、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」としています。

個々の企業としては何を考えて、行動すればいいのか。
まずは、会社のビジョンです。次にそのビジョンを実現するために、今のデジタル技術をどのように活用するのかを考え取り組んでいくことです。

ほとんどの企業は、Dだけを見て、デジタル化のことばかり考えていますが、Xのトランスフォーメーションを意識している方がほとんどいないと思います。
また、デジタル化に関しても、社内で議論している企業が殆どで、考えたものを外部のITベンダーに依頼しています。なぜ社内で議論してしまうのか本当に不思議です。どれだけ優秀で信頼できるメンバーだとしても、普段からシステム開発やITのマーケットをチェックしていないと、議論にもならないと思います。
普段、野球している人にサッカーをやらせるぐらい、競技が違うのに、やっちゃってるのが現状です。

更には、Xの会社の進む方向性も考えなくては行けないのです。
こうなってくると、マーケッターも必要ですし、広い知見のある優秀なコンサル会社の方が必要になってきます。

長くなりましたが、DXを進めるには、知識のある社外のITベンダーか社内IT部門とグローバルレベルで知見と経験があるコンサル会社の2つが必ず必要になってきます。
そんなの無理だよ!と思いますよね。だから、これだけ政府が後押しして、資本力のある企業がいても国内で5%しかまともに取り組めていないのです。

5%なってそんなに少なくないでしょ、うちも取り組んでいるよと思っている方もいるかも知れませんが、それはホントのDXですか?
ちょっと進められて導入した社内システムやSNSなどの広告を見て導入したツールの殆どはホントのDXではないです。

ただ、DXでなくても、導入した社内システムで業務が効率化して生産性が上がったんであれば、それは素晴らしいことだと思います。

まとめ

本文の中でも何回も説明させていただきましたが、バズワードとは流行を作りたい人や商品を売りたい人が作り出した抽象的な言葉という事です。
ただ、それ自体が悪いことではなく、バズワードに踊らされている人が居るということです。
「デジタル化だから」「DXしないと」というよくわかっていないのにとんでもない予算を付けて、開発したり、システムを導入している人が跡を絶ちません。
ちゃんと本質を捉え、内容を理解することが何よりも大切です。

中でも最悪なのは、よくわかっていないで社内システムを導入して現場の人が苦労しているパターンです。
よくわかってなくても効率が上がっていればいいのですが、導入した結果、さらに作業効率が落ちて、
現場が苦労しているという声をよく聞きます。

インターネットやデジタルと聞くと、キラキラしていて、何でもできると考えている方が多いです。
魔法の杖は存在しません。

メタバースやweb3.0について思うこと

今回、記事が長くなってしまったので、メタバースとWEB3.0については次回の記事で書かせていただきました。
ぜひ、メタバースとWEB3.0の記事も読んでください。
メタバースとWEB3.0について
よろしくお願いいたします。
この記事を書いた人
Creative Designer

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